製造過程

底付け

だるまの生地に底をつける仕事です。
これがまず初めの工程ですね。
底をつけたら一日乾かし、次に下塗りをしていきます。

下塗り

次にするのが下塗りです。
これは、底を付けただるまに、胡粉(貝を焼いた白い粉)といわれる粉末の塗料を水で溶き、全体に下塗りしていきます。
この下塗りをすることにより、より赤が色鮮やかに引き立つのです!
底をつけたら一日乾かし、次に下塗りをしていきます。

赤塗り

赤塗りをする際にはまず下塗りを行いよく乾いてから、さらに1時間ほど太陽の陽に良く当て、カラっと乾かしてから、赤塗りを始めます!
この1時間がとても重要で、下塗りが完璧に乾いただるまにさらにちゃんと太陽の陽に当て
カラっと乾かさないと、完成した時にすぐにへこんでしまったりするのです!
ですから、曇りや雨など湿気の多い日などは、赤塗りを行うことができません。
こうして乾いただるまに、専用の赤い塗料をシンナーで薄めて、赤塗りを行います!
大きな容器にたっぷり塗料を入れ、一つずつ、ドップリとつけるように塗っていき、余分な塗料を垂らしていきます。
塗料が垂れ終えたら、塗り残しや、細かい部分を刷毛で修正し棚に挿して乾かしていきます!
大きいサイズのだるまは、棚に木の板を敷き直接並べていきます!

面塗り

ここから顔書きに入るのですが、顔書きの初めはまず「面塗り」という作業です!
これは、分かりやすく言うと肌の色を塗る作業です。
専用の塗料を使い一つずつ刷毛で顔に沿って塗っていきます。
これが顔書きのまず初めの作業になります。

たんがら入れ

面塗りをした後は次に「たんがら入れ」をします。
これは、目を入れたときに面の上からだと目立たないので、目を際立たせるようにオレンジ色の柄を入れると言われています。
だるまの画像をご覧いただくと分かると思うのですが、目の周りがオレンジ色をしていると思います。
これを「たんがら入れ」と言います。

実際にどのように行っているかというと、専用のオレンジ色の塗料を、電動の銃の形をしたものに入れ、目の周りに直接吹き付けていきます!
これが「たんがら入れ」のやり方です!
これが終わると次に、目と鼻、口を入れる工程に移ります!

目入れ

「たんがら入れ」の次は、だるまの「目」を入れていきます!
こちらも専用の白い塗料を使い、刷毛で一つずつ入れていきます!
たんがらを入れた上か一つずつ丁寧に入れていきます!
暑く塗りすぎると垂れてきてしまい、薄すぎるとたんがらのオレンジが見えてしまうので、簡単そうに見えて難しい作業になります!
これがだるまに目を入れる工程です!
目を入れ終わると次は「鼻と口」を入れる工程になります。

鼻と口を入れる

 

目の次は「鼻と口」を入れていきます!
鼻と口は「赤塗り」をする際に使う赤の塗料を使って筆で一つ一つ入れていきます!
見ているととても簡単そうに見えるのですが、実際やってみると、口が曲がってしまったり、鼻が左右バラバラになってしまったりととても難しい作業になります。

ひげを書く

 

ひげ書きはだるま作りの中でもとても難しい工程で、何年も修行してやっと上手く書けるようになります。
だるまのひげはお店によって書き方や特徴があり、そのお店ごとに代々伝わるひげが書いてあります。
色々なお店のひげを見比べるのもとてもおもしろいです!

一見だるまはどのお店のも同じように見えますが、ひげには各お店ごとの特徴があるので、長年やっているとひげを見て「○○さんのところのだるまだね」など、どこのお店のだるまかが分かってきます!
皆様もぜひ色々なお店のひげを見比べてみてください!

だるまのひげは眉毛は鶴、鼻から口ヒゲは亀を表して書いているのです!
これは「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、縁起の良い2つの動物をお顔に表しています!

専用の墨を使い、筆で一つ一つ気持ちを込めて書いていきます!
ひげ書きが終わるとだるまの顔も完成です!